合体・・・。
- 2011.07.06
- ペット談義
動物の世界で「レオポン」、「イノブタ」、「ラバ」というのを御存知でしょうか?
違った種類同士を掛け合わせて誕生させた「雑種」のことです。
ライオンとヒョウを掛け合わせると「レオポン」、イノシシとブタだと、「イノブタ」、ロバとウマの「ラバ」。
それぞれを掛け合わせる事によりお互いの長所を持てるのが最大の魅力です。
では、鳥と鳥の掛け合わせを知っているでしょうか?
鳥の掛け合わせはあまり知られていなのですが、少ないケースでいくつかの雑種が知られています。
「ジュウシマツ」と「ブンチョウ」を掛け合わせた「ブンジュウチョウ」。
ジュウシマツを少し大きくした感じで、色は掛け合わせたブンチョウの種類によって変わってきます。白文鳥とだと灰色、桜文鳥とだと黒っぽい色をしています。
その他、「キンカ鳥」との「キンジュウ鳥」と呼ばれるものや、「キンパラ」「ギンパラ」「コキン鳥」などとも掛け合わせることができるようです。
鳥の中ではジュウシマツはかけあわせに適していて、違う種類の鳥とも仲良くなりやすく、卵を育てるのが上手という面もあります。 だからジュウシマツのメスに卵を産んでもらいます。結婚させる相手としては文鳥やキンカ鳥のオスの中でも性格がおとなしくて人になついたオスがいいそうです。
なんだか肝っ玉母ちゃんみたいなイメージですね。(#^.^#)
もう一つ、小鳥で掛け合わせが可能なものとしてはインコ類があります。
実はインコは性格がきつめで他の種類とは仲良くなりにくく、セキセイインコなら同じ種類としか仲良くないのです。
かわいい顔してやんちゃな子です。(>_<)
しかし、小桜インコとボタンインコはどういうわけか相性がいいらしく、愛鳥家の間ではいくつかの種類でかけあわせが成功しています。
鳥と鳥の掛け合わせたをあまり知らないのに一つ理由があります。
それは苦労する割に体の色が綺麗なものが出来にくいからです。汚い色や醜い模様などは優性遺伝で、二世の鳥はそういう悪い部分ばかり受け継いで生まれてくる。したがってニーズが少ないそうです。
でも逆に考えたら、綺麗な色の掛け合わせを発見出来たら、ニーズが出来るかも。(@_@;)
オマケです。
インコとオウムの違いって判りますか?
実は、一般的にはオウム目の小型のものをインコと呼んでいます。
つまり、オウム科の鳥であっても小さいものなら「インコ」と呼んでもいいんです。
ただし、これは慣例的な呼び方で、生物学的な分類としては「羽冠」つまりトサカのあるものがオウムとされています。
それが証拠に、立派なトサカが印象的なオカメインコも実はオウム科なのです。
次回更新予定 7月7日頃です。 って明日・・・。二日ガンバロウ(MTO)