兄弟の絆
- 2017.11.20
- ペット談義
当会館でご葬儀された方から伺った話です。
その方はたくさんの猫ちゃんと暮らされていて、
そのうちのひとりのネコちゃんが行方不明になってしまったらしいです。
行方を捜して三ヶ月ほどしたある日、近所の方から似た子を目撃したと聞いたので
その現場に行ってみたところ、本当にその行方知れずだったネコちゃんだったようです。
しかしやはりお家で暮らしていた猫が三ヶ月も外に出て無事なはずもなく、
野良猫との喧嘩に負けたのか傷だらけで体もやせ細っていました。
直ぐに病院に連れて行ったものの、病院の先生も「厳しい」とおっしゃられるくらいでした。
それでもご家族はなんとかしてあげたいと考え、
お家にいるそのネコちゃんの兄弟に力を借りることにしました。
なんと兄弟猫の血を輸血して、皮膚を移植する手術をすることにしたのです!
手術は成功し、怪我だらけだったネコちゃんは無事お家に帰ることができました。
その子は今はすっかり良くなっているようで、お姿を拝見させていただきましたが
その話を聞くまでそんなことがあったなんて全く気付かないくらいでした。
最近はネコちゃんの治療に輸血をすることも多く「供血猫」がいる病院などもあるようですが、
やっぱり兄弟、実際に血がつながっている相手だったら安心ですね。